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空振り

今度、あるパーティの余興をおおせつかり、くみちょお、ハムちゃんとともに歌と演奏を披露することになった。
といっても場所は普通のお店。本格的な機材があるわけではないので、ミニ・エレアコギターをテキトーにジャカジャカやりながらコーラスでもやろうかな、と思っていた。
でも、曲を聴いたらやっぱりベースを弾きたくなってきた。

あ~、こんなときに「ぞうさんベース」があればピッタリなのになあ~

エレキ・ベースはベースアンプがなければ音が出ない。だから、スタジオやライヴハウスなど、使用できるシーンは限られていた。
そこで、屋外やパーティなどに気軽に持ち出して演奏を楽しめるように、と登場したのが、ショートスケールの小さなボディにアンプ、スピーカーを内蔵したアンプ内蔵ベース。
そのもっともポピュラーなモデルが、フェルナンデス社の「PIE-ZO」通称「ぞうさんベース」。かたちもぞうさんに似ているカワイイやつだ。

今までもこうした機会があるたびに、あるといいなあ、と思ってきたのだが、わざわざ買うのもなんだかなあ、と結局買わずにきた。
しかし、今回はなかなか欲しい気持ちが静まらない。
今日も朝から頭の中はぞうさんでいっぱい。仕事に集中しているときはともかく、ふっと気を抜くとたちまち頭の中はぞうさんで占領されてしまう。
PCの画面を見つめていると、そのうち貞子のように画面からぞうさんがでてくるかもしれない、という妄想にまで取り付かれてしまった。

う、うあ~~!もうダメだ~!わかった!買う!買うからもう許してくれ~!

しかし本番の日から逆算して、週末の予定や仕事の具合を考えると、もう買いにいける日などない。
・・・いや、もし行くとしたら今日しかない。
深谷から電車で10分、埼玉県北最大の都市、熊谷駅前にあるロックイン新星堂は21時までやっている。けっして今日も早くあがれそうな状況ではないが、明日以降となるとさらに絶望的になってしまう。がんばって20時にあがって電車に飛び乗ればなんとか間に合う。
そうだ、今日行くしかない!!

そう思い立つやいなや、20時退社に向けて今日やるべきことをテキパキ片付けていく。
まだ課長はじめ数名が残業している中、非常に後ろめたいのだが、オレこそいつも遅くまでがんばってるんだ、なにを遠慮することがある!と言い聞かせる。

よし、これでOK!もうそろそろ電車の時間だ。さあPCを落として机を片付けて行くぞ!ぞうさん待ってろよ!
・・・と思ったところへ、ヴェテラン女性係長さんが気を利かせて軽食を用意してくだすった。しかもアツアツの納豆味噌汁つき
・・・いや、ホントお気持ちは非常にうれしいんだけど、なにもこんなときに!
でもすでに出されてしまったものを遠慮するわけにもいかない。先にあがるという後ろめたさもある。かといってこっそり台所で捨てるわけにもいかない。
・・・迷っているヒマはない。意を決していただこう!
ありがとうございます!いただき・・アチッ!アチチ!ちょっとこれアツイって!
フーフーフー、ズルズル・・アチチ!やばいやばい電車間に合わないよ~!アチチッ!

・・・ごちそうさまでした!すみません、食い逃げですけどお先に失礼します!
20時にあがるのに後ろめたさを感じる職場ってどうなのよ?とプンスカしながら駅へダッシュ!
そして目の前を過ぎてゆく電車・・・
次の電車までは25分も時間があいてしまう。これを待っていたら閉店ギリギリになってしまう。着いたころには「蛍の光」が流れ、店員にはあからさまにイヤそうな顔をされてしまうだろう。
僕はイチかバチかでタクシーに乗った。
僕のただならぬ様子を感じ取ったのか、裏道また裏道を選んで疾走する運転手さん。よし、がんばれ!
ところが熊谷駅周辺が混雑していて、しかも裏道に入ったらこれが裏目。前を行くいかにもガラの悪そうなクルマが道行く人としゃべりながらノロノロ。
ちょっとちょっとちょっと~!勘弁してくれ~!
と思いつつ、前のクルマを煽ろうとする運チャンにもハラハラ。いや、あの、ホドホドにね(汗)

ようやく駅前にたどりつきタクシーを下車。3,800円也。電車だったらタダなのにイタすぎる・・・
そして閉店20分前、ついにロックイン新星堂に到着!
嗚呼、ついに数々の苦労が報われるときが・・・!

「すいません!ぞうさんベースありますか!!」
「あぁ~、ベースの方は取り寄せになりますねえ~」



望みがかなえられたとき、すべての苦労は報われ、疲労も吹き飛ぶ。
が、失望は、わずかに残った気力も体力も奪ってしまう。

嗚呼、オレはいったいなんのために・・・このどうしようもない喪失感をどうすればいいのか・・・
ぞうさんベースを抱えて帰るはずだった両手で代わりに大きな空虚を抱え、僕は家路へついた・・・
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by masafuji1970 | 2006-02-28 23:47 | 日記

トリノ・オリンピック 日本のMVPは?

もちろんこの人。NHKの刈屋アナウンサーで決まり!
「さあ、世界のマリリン、二投目です」「さあ、マリリン・ショット!」
なんと対戦国の放送局にも彼女を「マリリン」と呼ぶように依頼したとか。気合の入り方が違います。
しかもアテネの「栄光への架け橋」に続いて今回も「トリノの女神は荒川にキスをしました!」の名調子で「金メダル実況」。もはや「金メダル請負人」と呼んで差し支えないでしょう。
よってMVP!刈リン最高リン♪
・・・ダメ?

結局メダルは荒川静香の金ひとつ。
日本のアマチュアスポーツ、とりわけ冬の競技をとりまく状況はかなり厳しいようです。
考えてみれば、冬季五輪の種目は日頃なじみのない競技が多い。ということは競技自体の普及というところからして遅れをとっているわけですよね。
しかも選手たちからは「企業まかせ、選手まかせの強化では限界がある」という声があがっているそうで、競技にとりくむ環境もかなり厳しいようです。
現状のままでは次のヴァンクーヴァー大会はおろかその先もまさに「冬の時代」が続くのではないか、ということですが・・・

でも選手たちは本当に頑張りました。
荒川静香の快挙はもちろんすばらしいの一言。
ライヴァルたちがミスで自滅していく中、周到な準備と平常心で実力を出し切って栄冠をつかんだ荒川静香の姿には、「人間としての強さ」を感じました。

歴史的快挙となったのが50年ぶりの入賞を果たしたアルペンスキー男子スラローム。しかも皆川賢太郎4位、湯浅直樹7位の2人入賞は日本五輪史上初。
冬季五輪伝統の花形種目アルペンスキーは世界的競技人口、選手層、注目度からいって他の競技とは段違い。夏季五輪でいえば陸上男子100mのファイナリストになったようなものですから、彼らの快挙は荒川の金メダルに負けない偉業として賞賛されなければなりません。

一方、勝った選手だけでなく、敗れ去った選手たちの表情やコメントもまた、味わい深いものがありました。
そんな選手たちを見て、もらい泣きしたり拍手を送った人も多いことでしょう。

しかしそんな選手たちに「感動をありがとう」ってどうなんでしょう?
だって彼らは日本国民に感動をバラまくために頑張ってくれているわけではなくて、あくまでも自分自身のためにやってるわけですから。

自分の好きなことに全身全霊を傾ける。すべての力を注ぐ。
そして目指してきたオリンピックという稀少な大舞台で全力を尽くし、勝利に歓喜し、敗北に涙する。

おかれた環境は人それぞれでしょうが、どちらにしても、好きなことに全身全霊を傾ける、って実際なかなかできないことですよね。

だからこそそんな彼らの姿に、僕は深い憧憬とすがすがしさを感じます。
自分もかくありたい、自分も自分なりに頑張らなきゃ、なんて柄にもなく思っちゃうんです。

え?いやもちろんオリンピックを目指すわけじゃないんですけども。いやいや、メダルだなんてとてもとても・・・
せいぜい「ちいさいメダル」を集めて「はぐれメタルの剣」を目指すくらいでしょうか
とにかく、好きなことを自分らしく頑張って楽しめればそれでいいんです。

そんなわけで、MVPは頑張った選手全員!(ベタですね^^;)
お疲れ様でした!
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by masafuji1970 | 2006-02-27 23:59 | スポーツ

オメデタめでたい!

荒川静香の金メダルももちろんメデタイけど、この1年くらい、僕の周囲でやたら寿&オメデタのニュースが続いている。

今日も美容室に行ったらいつもの美容師さんがなにやら神妙な顔をして

「実はご報告が・・・今度産休をとらせてもらうことになりまして・・・」

へ?マジで?・・・い、いや~メデタイ!ちょっとビックリしたけど。
なんともう4ヶ月だと。その美容師さんはちょっとふくよかで、服も普段からわりとルーズなものを着ているので言われるまで気づかなかったんだけど、あらためて見るとたしかにお腹がポッコリ!
ていうかいつの間に結婚してたの?できちゃった婚?と思ったら、最近籍だけ入れたんだと。
いずれにしても本当におめでたいことだし結構なことなんだけど、まあそのおかげで僕はしばらくカットしてもらえなくなるわけで。
それに驚かされっぱなしではシャクなので
「へえ~、もう4ヶ月なんだ。でも前とあんまり変わんないね!
祝福の言葉でお返し^^

これでまたひとり、僕の周囲の「独身30代」が減ったわけで。
まあ気にしないけどね!
こうなりゃいくとこまでいってやりますよ。また4年後を目指します!
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by masafuji1970 | 2006-02-25 23:27 | 日記

ひとり電車でソリティア

豊富な機能満載のiPodだが、手持ちのCDをインポートして聴く、という従来の「ウォークマン」的使い方に終始しているアナログな人たちも多いだろう。
そこへいくと根っからのデジタル人間の僕は一味違って、なんと内蔵のゲームまで楽しんでいる。
早くもヴェテランiPodユーザー顔負けの使いこなしぶりだ。

まあゲームといってもWindowsのアクセサリ程度のものなのだが。しかも残念ながらマインスイーパーはない。
だが、豪華なゲームじゃないと楽しめない、というのではお子様のレヴェル。どんなものにも楽しみ方を見出すのが大人の遊び方というものだ。
とはいえ侮ってはいけない。
「あ、ゲームなんてあるんだ」と何の気なしに電車の中で始めたソリティア。
ソリティアといえばかつて会社で初めてパソコンを与えられたころ、つい夢中になって上司に怒られた経験を誰もが持っているだろう。
これが一度始めるとやめられない。
なぜやめられないかというと、なかなかあがれないのだ。すくなくともWindowsのソリティアより難しい。

1回だけ、と思って始めても、やがて手詰まりになってリセット→再挑戦→手詰まり→リセット→再挑戦・・・
というサイクルが延々と続き、結局一度もあがれないうちに着いてしまうこともしばしば。つい乗り過ごしてしまいそうになるほどだ。
仕事帰りの高崎線なら終点まで行ったとしても上野だからまだいいが、朝の特急「草津・水上号」で乗り過ごしたら草津や水上まで行ってしまう。ゆめゆめ気をつけなければならない。

電車の中で本を読もうと思っても、睡眠不足を補うべく仮眠をとろうと思っても、ソリティアを始めてしまったら最後、すべてをあきらめなければならない。
ダメだ、やめるんだ、始めたら終わりだ・・・とわかっていても、意に反して親指がクリックホイールに伸びてしまう。
どうせゲームをやるならそれこそケータイの方がよっぽど気のきいたゲームができるのに、それでも僕の親指はまたクリックホイールをまさぐってしまう。

今日の帰りも電車でソリティア。
あがれなくてシャッフル。
ひとり電車で眠れずにソリティア・・・
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by masafuji1970 | 2006-02-23 23:45 | 所感雑感

マリリン・ショット!

毎回オリンピックとなると話題になるのが「注目の女子選手」。
モーグルの上村愛子ちゃん、フィギュアスケートのミキティ、スノーボードHPの今井メロ、スピードスケートの岡崎朋美お姉さまといったすでに露出度の高いおなじみの顔ぶれのほかにも、ショートトラックの神野由佳、スノーボード・クロスの藤森由香、スキークロスカントリーの夏見円etc...

しかし、実際にオリンピック中継で彼女たちの美しいご尊顔を拝した人は、それほど多くないのではないだろうか?
なにしろフィギュアを除くほとんどの競技ではゴーグル、ヘルメットの完全武装で、せっかくのお顔がほとんど覆われてしまっている。スピードスケートに至っては「もじもじ君」だ。
特に愛子ちゃん、メロ、藤森由香のように一発勝負の1種目のみのエントリーの場合は、そのたった1回を見逃したら最後。
しかも冬季五輪の競技のほとんどは、オリンピック以外ではほとんど試合の中継やメディアの露出が皆無のマイナー競技ばかり。

その一方で、そんな報われない彼女たちが泣いて羨ましがる競技がある。
その競技とは、カーリング。
室内競技のカーリングはポロシャツという軽装。もちろん素顔で被り物もナシ。
そして、ショット(ストーンを投げること)のたびに必ず画面いっぱいにズームアップ。
試合時間は2時間以上に及び、しかも1次リーグは10チームの総当り。
つまり最低でも9試合、親御さんが泣いて喜ぶ大画面どアップつきの全国中継。
このようにカーリングの選手は、他の競技とは比較にならないほどの圧倒的な露出度を誇るのだ。
これを不公平と言わずしてなんと言おう!という「報われない彼女たち」の心の叫びが聞こえてくるではないか。

c0057845_23444159.jpgそれだけではない。
本橋麻里ちゃんというチーム最年少19歳現役短大生の選手がいるのだが、NHKの実況アナウンサーが、あろうことか彼女のことを「マリリン」呼ばわり。国民のみなさんの受信料でなりたっている公共放送の全国中継でだ。
「今日のマリリンは好調を維持してますね」「あー、マリリンこれは痛いミスです」
そして本橋選手のショットのときは「さあ、マリリン・ショット!
アニメの必殺技かっつーの!

意図不明なタレント起用等不要な演出でせっかくのスポーツの魅力を半減させる民放の中継ならいざ知らず、良識的なスポーツ中継には定評のある天下のNHKで、こんなことが許されていいのだろうか。

そして、そんなNHKの中継を見ながら、僕はもちろん
「いいぞ~!マリリ~ン!」
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by masafuji1970 | 2006-02-20 23:58 | スポーツ

酒バトン

いや~、ここしばらくはホントに忙しかった・・・
マイミクさんやブログの巡回もすっかりご無沙汰に。
で、久々に覗いてみるとなんとやっさんから「酒バトン」が!どうして僕に「酒バトン」なのか理解に苦しみますが、やっさんの「酒」とあらばいただかないわけにはいきません。
まあ~まあまあ、いやいやどうもどうも、おーっとっとっと・・・いただきます!

Q1.酔うと基本的にどうなりますか?
陽気になります。さらに症状が進行するとクドクド語りだしたり、暑苦しいことを言ったり大言壮語したりするらしいです・・・
あと、ちょっぴり素直なボクになります♪

Q2.酔っ払った時の、最悪の失敗談はなんですか?
失敗談はいろいろありすぎてきりがないのですが。。。
例えば、飲んだ帰りにみんなで駅まで向かう途中で財布がないことに気がついて、来た道や飲んだお店をたどってもなくて1軒目のお店は閉まってて、どうしようどうしようってうろたえてオロオロ。
「とりあえずクレジットカード止めろよ」と友達に言われてカード会社に電話しても僕のJ○ォン(当時)がつながらなくって、どうしようどうしようってオロオロして、そしたら友達がドコモを貸してくれてようやく電話がつながって、「オマエもうJ○ォンなんてやめろよ!」って怒られてゴメンナサイゴメンナサイって謝って、とりあえず交番に紛失届けを届け出て、そのときにはもうとっくに電車は終わっちゃってて、それでもみんな翌日も仕事なのに一緒に付き合ってくれて「見つかるといいな」ってゆってくれて。。。そしてタクシー代まで。。。
しかも翌日は1時間遅刻してしまいました・・・ハァ・・・
(ちなみに財布は1軒目のお店にあって、翌日回収しました^^)

Q3.その時はどの位飲みましたか?
ぜんぜん覚えてません・・・。そもそもそんなに酔っ払うくらいだから、記憶が定かではありません。
友人の証言ではビールをピッチャーで飲んでたらしいんですが。

Q4.最悪の二日酔いはどんな感じでしたか?
便器抱えて、ってのはお約束ですね^^
「最悪」にもいろいろあるけど、やっぱり二日酔いで仕事にいかなくちゃいけないときは最悪。
会議中にもよおしてきたときはホントに参った。平静を装って席をはずしてトイレに駆け込んだところでBOMB!超高速でトイレ掃除をするはめに。。。


Q5.酔っ払って迷惑を掛けた人にこの場で謝りましょう。
いやもうホントに申し訳御座いませんm(__)m
ただただ平謝りでございます。

Q6.今、冷蔵庫に入っているお酒の量は?
最後のヱビスをハーフ&ハーフで飲んでますので在庫はナシ!プハー

Q7.好きな銘柄は?
そんなに詳しくないんで銘柄とか特にないんですけど、このところはヱビス様によくお世話になってます。
あと芋焼酎をロックで飲むのも好き。
最近あまり飲まないけどジンも好き。ボンベイとか。タンカレも独特の香りがしてけっこう好きです。
消費量でいえばやっぱりビールですねえ!

Q8.最近、最後に飲んだお店は?
最近・・・ってこのところずっと会社と家の往復の生活だったので全然外で飲んでません。
1ヶ月前にリハのあとに代々木で飲んで以来かな・・・店の名前は忘れました。
どこだっけ?>くみちょ、キング

Q9.良く飲む、思い入れのあるお酒5品は?
まあQ7で書いたとおりですね。

Q10.バトンのジョッキを渡すヒト、5人は?
そうですね。。。ここにきてくれる人でなおかつ「酒バトン」書いてない人となると限られるのですが・・・
酒といえばくみちょお。
916で依存症になってしまったハムちゃん。
ここのコメントに書いてもいいし、ミクシィの日記で書いてみたら?よろしく!

さあ、今週で少し落ち着く(と思う)し、久々に飲みにいくかなあ~
付き合ってくれる人募集!(笑)
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by masafuji1970 | 2006-02-19 22:44 | ブログ

ある意味「驚き」の日本ハーフパイプ陣

終電で帰ってきても、時差のおかげでほぼリアルタイムで観戦することができるオリンピック中継。
もっともサッカーW杯日韓大会の日本戦は会社でみんなで観てましたが^^

さて、上村愛子ちゃんの「コーク720」はスポーツの醍醐味である「驚き」を味わわせてくれましたが、別な意味で「驚き」だったのがスノーボード・ハーフパイプ日本代表チーム。

W杯での活躍から、男女ともメダルが大いに期待され、特に女子の今井メロはメディアにも盛んに取り上げられていました。
ところが結果はメダルどころか入賞にも届かない惨敗。特に男子は4選手すべて予選落ち。世界トップの米国勢との力の差を痛感させられる結果となりました。

世界の舞台で手痛い洗礼を浴びるということ自体はよくあることで、さほど驚くことではありません。
驚いたのは日本代表監督の戦前の会見でのコメント。
「日本は最強の布陣。米国勢も強いが、日本がいつもの8割の力を出せば充分勝負できる

メディア向けのリップサーヴィスか、はたまた選手を鼓舞するための方便か、いずれにしても相当強気なコメント。しかし、これがとんだ見当違いであったことは今となっては明らかです。
なぜなら、ほぼノーミスで予定通りの演技をした選手でも得点は伸びず、トップクラスの選手たちに大きく水をあけられてしまったからです。
なによりも選手たちが「技の難易度も高さも、すべてが違う」「ベストの滑りができたとしても、とてもかなわなかったと思う」と、予想以上の実力の差に打ちのめされた事実が、監督の「大風呂敷」とはうらはらの現実を如実に物語っています。

これほどの実力の違いがありながら、なぜ「勝てる」と思ったのか。
記事によると大きな「誤算」はふたつ。
ひとつは、普段は国内の賞金大会を優先してW杯にはほとんど参戦していない米国勢の実力。
もうひとつは、W杯と五輪とのジャッジメントの違い。
つまり、W杯でマークしてきた得点を出せば、いかに強い米国勢といっても上回ることができる、という予測に留まり、世界トップクラスが同じ土俵に立ったときのジャッジメントの変化までは考慮していなかったということです。

それにしてもお粗末といわざるを得ない首脳陣の認識の甘さ。
情報化社会(という言葉自体も陳腐化して久しい)の現代、どんな競技においても、いまどき対戦相手のスカウティング(情報収集、分析)は当たり前。ましてや採点競技ともなれば採点基準や傾向の分析・対策などは常識。
しかもメダル争いのライヴァルが普段対戦のない米国勢となれば、米国選手の徹底的なスカウティングが必要不可欠であることは素人にでもわかること。それが分析はおろか本番になって「米国勢はすごい」と驚いている始末。
ここまでくると認識が甘いというより、怠慢だと言われても仕方がありません。

僕は別に普段から熱心にこの競技を見ているわけではありませんが、世界レヴェルで戦う競技において、いまどきこんなことがあるのか、と驚いてしまった次第。

なによりかわいそうなのは選手たち。
従来の五輪至上主義にとらわれない、一見クールな若い選手たちですが、
「ちくしょー!悔しいです!このままじゃ終われません。4年後に必ず戻ってきます」と人目もはばからず泣きじゃくる成田童夢選手や
「メダルをとれるまで、何度でも出続けます」と語った国母和宏選手等、さながら相模一高に109対0で敗れて「悔しいです!勝ちたいです!」と叫び泣きじゃくる川浜高校フィフティーンの如く、アツい気持ちは他の競技の選手たちと少しもかわりません。

この才能ある若者たちのアツい気持ちと努力が、最高のかたちで結果に結びつくように最善の努力を尽くすのが、協会・首脳陣の大人たちが果たすべき責務ではないでしょうか。
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by masafuji1970 | 2006-02-14 23:59 | スポーツ

悔し涙と歓喜の涙

いよいよ開幕したトリノ・オリンピックの序盤を華やかに飾るフリースタイルスキー女子モーグル。
ルール改正によりエアの難易度が飛躍的に上がり、前回と比べてアクロバティックになった女子モーグル。
女子でも高難度の回転技を当たり前のように決めるようになったのはいいのだけど、みんな判で押したようにヘリコプターとバックフリップの組み合わせばかりで、正直みんな同じに見えてしまう。以前のほうが多彩な技の競い合いという楽しみがあったような。
そんな中、世界最高峰の超高難度の技、「コーク720」をひっさげて我らが上村愛子ちゃんが登場!
自慢の「コーク720」は高く、美しく見事に決まった!
しかし、スピードやターンでライヴァルたちに及ばず、結果は5位。悲願のメダルはまたしても届かず。
c0057845_236197.jpg試合後、悔し涙を浮かべながら気丈にインタヴューに答える愛子ちゃん。
「技はキレイに決まったのでうれしい。でもメダルには届かなかった。なんでですかね?
いったいどれだけ努力すればメダルをとれるんだろう?謎ですよね
悲願のメダルを目指して、我々凡人の想像を絶する努力を、あの小さい体で積み重ねてきたからこそ、言えるセリフ。
でも、スポーツ観戦の大きな醍醐味は「なんでこんなことができるんだろう?」という驚きを目の当たりにすること。
愛子ちゃんの「コーク720」は、まさにその驚き、喜びを感じさせてくれました。
「まだまだ滑りたい。次のオリンピックを目指します」と言ってくれた愛子ちゃん。次こそ会心の愛子スマイルを見せてほしいものです。

c0057845_2574096.jpg一方、ラグビー日本選手権。早稲田フィフティーンが快挙をやってのけました。
トップリーグ4位の強豪、トヨタ自動車ヴェルブリッツを28-24で破ったのです!
サッカーで言えば天皇杯で学生チームがJ1の上位チームを破ったようなものですが、番狂わせが起きにくいスポーツといわれるラグビーにおいてはまさに奇跡的な勝利。
しかも、小細工や奇策を弄せず、シーズン中の戦い方そのままに、堂々とがっぷり組んだ見事な戦いぶり。
18年前に早稲田が東芝府中に勝って以来、学生と社会人の力の差は開く一方。
「日本選手権は不要」「学生と戦っても意味はない」といわれて久しい社会人と学生との対戦でしたが、見事にやってくれました。
しかも、弱者が強者に立ち向かうという悲壮感はまったくなく、本当にフツーに戦ってフツーに勝ったという感じ。
ノーサイドの瞬間、涙を流して喜びを爆発させる選手たち。
もはや不可能だと思われた「トップリーグのチームに勝つ」ということを本気で目標にして努力を積み重ねてきたからこその勝利。涙の味も格別でしょう。

悔し涙と歓喜の涙。見る者の胸を打つのは、やっぱり「本気」の人が流す涙だからでしょうね。
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by masafuji1970 | 2006-02-12 23:59 | スポーツ

あいぽっどをてにいれた!

いまさらと言われそうですが、僕もようやくiPodユーザーになりました。
購入したのはiPod 30GB、色はブラック。
c0057845_19403.jpg白はみんな持ってるので。光沢のある艶黒が、所有する喜びをさらに満足させてくれます。
クリスタルケースも同時に購入しました。せっかくのiPodの外観を覆い隠すことなく本体をしっかりカヴァーしてくれるこのクリスタルケースはなかなかスグレモノだと思います。
まあ結果的にサイズがひとまわり大きくなってしまうし重量も増すのですが、このズッシリ感がかえって「ナノとかシャッフルとは違うのだ」と、オーナーの満足度をさらに高める演出にすら思えます。

携帯デジタルオーディオプレイヤーとしては、アイリバーのフラッシュメモリータイプ(256MB)も所有しています。ライン入力でマイク録音ができるので、リハの録音用に活躍しています。が、容量が小さいので外出時の携帯音楽プレイヤーとしてはイマイチ。

で、「手持ちのCDをまるごと持ち歩ける」という便利さに惹かれてiPodの購入と相成りました。
今は手持ちのCDを徐々に落とし込んでいるところ。結構時間がかかるもので、いつまでかかることやら(^^;

これから長~い通勤時間を楽しませてくれるパートナーとなってくれそうです^^
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by masafuji1970 | 2006-02-06 23:58 | 日記

苦悩と葛藤の朝食

今朝もいつものように特急「草津・水上1号」で優雅に出勤。
朝食の菓子パンを食べようと袋を開けようとしたまさにそのときに、小さくない違和感を感じてハッと手を止めた。
なんと私は、飲み物を買い忘れるという重大な過失を犯していたのだ。

つまり、飲み物を一滴も飲まずにパンを食べなければならないのだ!

基本的に、パンというのは乾燥した食べ物だ。一斤何千円もする、お口の中でとろけるような超高級パンならいざ知らず、コンビニで100円やそこらで売ってるようなパンなど、パサパサカサカサもいいところだ。

想像してみてほしい。
あの、ハモハモしたパンの食感を。
あれを、なにも飲まずに咀嚼し、飲み下し、完食しなければならないのだ。
しかも。
今日も「南浦和ダッシュ」で口の中がカラカラだ。
これほどの苦行が他にあるだろうか。

私はパンの包装紙を両手でつかんだまま長考に入った。

腹はペコペコだ。
でもハモハモ。
しかもカラカラ。

ペコペコ。
ハモハモ。
カラカラ。
ハモハモ。ペコペコ。カラカラ。ハモハモペコペコカラカラ・・・・


ついに私は、食欲という生命の根源的欲求に従うことにした。
真夏の行軍中に「この先に梅の林があるぞー!」と全軍に叫んで兵士を鼓舞した三国志の英雄・曹操の故事にならい、梅のすっぱさを思い浮かべて唾液を湧かせて口内を湿らせつつ、
さあ、喰うぞお~~!

「深谷~、深谷~。深谷駅に到着しま~す」

・・・食欲の充足は昼までお預けとなった。
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by masafuji1970 | 2006-02-03 23:41 | 日記