「クール・ビズ」が終わったと思ったら今度は「ウォーム・ビズ」だとか。
暖房に頼らないで、重ね着で暖かくする、というコンセプトらしい。 クール・ビズではコイズミさんやタケベさんとかがブルーやピンクのボタンダウンシャツを着たりして世のオトーサンたちにクール・ビズの着こなしを提案(?)していたようですが、どうも周囲を見る限りでは、ノーネクタイ自体は結構浸透したものの、誰もが積極的にクール・ビズを楽しむというところまではいかなかったようです。 そりゃそうですよね。普段着るものに気を使わない人が、クール・ビズだからといって突然オシャレになるってわけにはいかないですから。 そうはいってもクール・ビズそのものの浸透度・認知度はかなりのもので来年以降も定着しそうですし、おかげで紳士服の売上も好調だったとか。 そして今度の「ウォーム・ビズ」。 男性サラリーマンのみがターゲットだったクール・ビズに対して、今度のウォーム・ビズ商戦では「オシャレに気を使う女性の購買力」に期待がかかっているんだとか。 ですが、「ネクタイをしなくていい」というクール・ビズのコンセプトに比べると、「重ね着」というウォーム・ビズのコンセプトはいかにも地味。 ていうか、今までも冬になれば重ね着したりしてるでしょ。 特に女性は冷え性の人が多いから、今も昔もオフィスではカーディガンとかひざ掛けはマストアイテム。 いまさら声高に「ウォーム・ビズ」ってどうなんでしょ? クール・ビズが、当初の懐疑的な予想をはるかに超える社会的コンセンサスを得たのはなぜか? その要因はなんといっても「ネクタイをはずす」というコンセプトの明快さとインパクトの強さ。 「今までやりたくてもできなかった」世のサラリーマンの潜在的ニーズと見事に合致したからであって、環境省がなんと言おうとも、僕らサラリーマンにとっては環境への配慮云々は単なる理由付け・大義名分に過ぎません。 先日の衆院選。頑なまでにネクタイをキチッと締めていかにも暑苦しそうな民主オカダさんに対して、クール・ビズで涼しげなコイズミさんたち自民幹部。票獲りパフォーマンス、イメージ戦略としても秀逸でしたね。国民の支持を得たのは郵政民営化ではなくてクール・ビズだといってもいいくらいです。コイケ女史は自民大勝の陰のMVPでしょう。 これに対して「重ね着」という別に目新しくもなんともないコンセプトのウォーム・ビズは、一部のオシャレさんを除いてはたいして話題にもならずに終わっちゃいそうですねえ。 もっとも、僕はクール・ビズの時も当初は「絶対に定着しませんね」と断言してましたから、僕の説はアテにはなりませんが(笑 ただこれは間違いない。 人々に訴えかけるには、インパクトとわかりやすさが一番ですね。なにごとも。
by masafuji1970
| 2005-10-13 23:59
| 考察
|
カテゴリ
profile
masa-fuji
性別 男 血液型 O 8.31生まれ ♪試聴コーナー 「to sunny side of the sky」の曲が聴けます! ♪Everyday ♪夢で逢いましょう ♪FLY 現在の音楽活動 「[S]milestone project」 ・・・仮称「レクプロ」もついにCD完成しました!是非聴いて下さいね~。お披露目ライヴも大盛況のうちに終了しました!どうもありがとう!! 「916」 ・・・ソウル・ファンク・アシッドジャズ系カヴァーバンド 2010年春ライヴ@クロコダイル無事終了!ありがとうございました! 「South of the border」 ・・・マニアックと評判の(笑)南佳孝コピーバンド 「The Street Fighting MEN's」 ・・・アツい目ヂカラ男、ハッシー君のロックバンドをサポートしてます。 以前の記事
2012年 10月 2012年 07月 2012年 04月 2012年 03月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 more... お気に入りブログ
ブログパーツ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||